常時SSLが無料で導入できるZenlogicでDNSの設定からWordPressインストール、HTTPS化までの道のりをここに記す。

前回、SSLが無料で使えるレンタルサーバーをピックアップして、色々と情報を収集した結果・・・

Zenlogicを利用してみることにしました。

単純な表示速度を考えるとエックスサーバー系に分があるとは思いますが、最終的な理由はコストと転送量無料なところ、安定性があると考えての選択でした。

ZenlogicでWordPressをインストールするまでのフロー、無料の常時SSL設定でHTTPSにするまでのフロー、DNSゾーンに制限があるので、Zenlogicのネームサーバーを利用せずに他社の独自ドメインを設定する方法を試してみました。

改めて使ってみると、初めてのサーバーはやはり勝手が違います。恐る恐るWordPressをインストールしてHTTPSにするまでの道のりを記録しました。ご参考になれば幸いです。

Zenlogicに申し込む~ログイン

1日の転送量無制限

容量300GB

独自SSL無料

などなど、詳しくはこちらの記事でも紹介していますが、期間限定(2017年6月30日(金)まで)のプランSを、一つ持っていても損はないなと思ったのです。

HTTPのままだとchromeにアラートが?無料で独自SSL・常時SSLが実現できるおすすめサーバー

Zenlogic価格表

価格表の通り、ディスク容量以外で機能的に他プランに劣っているものはなく、「月額3000円レベルのサーバーを1000円程度で使える」と考えるとかなりお得なのです。

申込み後数分間は準備中表記でアクセスできませんが、じきにコントロールパネルにアクセスできるようになります。

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MySQL5.1の初期化と起動~データベースの準備~

WordPressを利用するにはまずはDBの準備ですね。申し込んだ直後だと起動していないようなので、ポートとパスワードを設定して初期化します。

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初期化を行ったら、MySQLが起動したことを確認しましょう。

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FTPアカウントの設定

Zenlogicにはファイルマネージャーは無いようですね。そのため、ディレクトリ(フォルダ)を作ったりするのにFTPアカウントを作成しておきましょう。

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アカウント名とパスワードを設定します。

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また、FTPでアクセスするホームディレクトリ・フォルダを指定できます。

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「htdocs」がWEBブラウザでアクセスできる領域です。その他の領域には触れない方が身のためです。

htdocs内の任意のフォルダを「ホームディレクトリ」に設定すれば、サイト毎のFTPアカウントを作成することも可能なわけですね。(サイトの管理を委託する時などに有効)

ちなみに、「default」は最初からあり、このディレクトリに割り当てられているドメインは、サーバー情報から確認できる「標準ドメイン名」です。

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defaultディレクトリにFTPで適当なindex.htmlファイルを作成・アップロードし、標準ドメインにブラウザでアクセスしてみましょう。確認できるはずです。

FTPアカウントを作ったら、ドメイン名を割り当てたいディレクトリをhtdocs内、defaultと同じ階層に作ります。

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ドメイン設定

この「ドメイン設定」では、実際に利用するドメインを入力していきます。

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今回、ドメインはムームードメインで取得したものを使いますので、設定は以下の通り。ただし、DNSゾーンを作成するか、作成しないかで作業も変わってきます。

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WEB > WEBドメイン設定

ドメイン設定が変わったら、次はそのドメインを、どのディレクトリに割り当てるか。「ドキュメントルート」の設定を行います。

こちらも、複数のドメインとサイトを運営していく上で必要不可欠な作業ですね。

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ドキュメントルート設定より、ドメインを割り当てたいフォルダをFTPソフトなどで作成した上で、選択しましょう。サンプルではドメインと同名のディレクトリ・フォルダ名にしています。

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きちんと反映されたか確認しましょう。

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そのディレクトリの中には、あらかじめindex.htmlをアップしておきます。

DNS設定が完了したらxxxxxxxx.netにアクセスして、きちんと表示されたか確認するためです。

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DNS設定~ムームードメインの場合~

ここまできたら一旦サーバーを離れてドメイン管理会社側のDNS設定に写ります。
前述のドメイン設定でDNSゾーンを作成した場合、作成しない場合の設定方法を記載していきます。

DNSゾーンを作成した場合

こちらが一般的?なんでしょうかね。指定されたネームサーバー情報をを、ドメイン会社側で設定する方法です。

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作成する場合、6ゾーンまでとなっています。※対象ドメインは適当です。

設定後、対象ドメインの「DNSゾーン編集」よりネームサーバーの値を確認します。

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それぞれ、ドメイン会社側に設定して完了です。

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DNSゾーンを作成しなかった場合

DNSゾーンを作成しない場合は、ドメイン会社側でDNSゾーン設定が必要になります。ムームードメインの場合は以下を参考にしてください。

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Zenlogic側のサーバー情報、IPアドレスの情報が必要です。

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ムームーDNSの設定から、ドメイン操作 > ムームーDNSを選択します。

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対象ドメインの「処理」列の「変更」をクリックします。利用したことが無ければ「利用する」になっているはずです。

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DNSゾーンを簡単に説明すると、
種別A ・・・ IPアドレスを入力
種別MX ・・・ メール配送を定義するレコード(優先順位は小さいほど優先度が高い)
種別CNAME ・・・ サブドメインを定義する際に設定
となります。

MXレコードの優先度は特に入力がなければ50に設定されます。

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サブドメインの設定例はこちら

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これまでDNSゾーンを作成する方法しか試してきませんでしたが、この方法なら、
素のドメインはAのサーバー
サブドメイン1はBのサーバー
サブドメイン2はCのサーバー
メールはDのサーバー
といった運用も可能になるということですね。

セットアップ情報変更 が完了したら、きちんと反映されたか確認しましょう。

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以前他社のサーバーにネームサーバを割り当てていたら注意

もし、以前他社のサーバーにネームサーバを割り当てていたら注意が必要です。さーてカスタム設定も完了したし、あとは待つだけ・・・と正座していましたがいつまで経っても変更が反映されない。

それは、ネームサーバ設定が他社向けになっていたからでした。

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DNSゾーンのカスタム設定を有効にする場合は、「ムームードメインのネームサーバ(ムームーDNS)を使用する」に必ずチェックして保存しましょう。

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ブラウザでURLを確認して、UP済のindex.htmlが表示されればOKです!!

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WordPressの簡単インストール

せっかくZenlogicにある機能なので、簡単インストールを試してみたいと思います。

簡単インストール > WordPress を選択します。

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データベース名と、パスワードを設定します。

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ワードプレスの設定を決定し、インストールしましょう。

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http://ご利用ドメイン名/[インストール先ディレクトリ]/wordpress/をご指定ください。

という点には注意が必要です。

ドメインのルートディレクトリ直下にWordPresをインストールする場合は、
http://ご利用ドメイン名/wordpress/
となります。

ドメイン下に複数WordPressをインストールする時などは
http://ご利用ドメイン名/[インストール先ディレクトリ]/wordpress/
となるでしょうね。

FTPでもwordpressフォルダが作成されたことが確認できました。

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wordpress/wp-admin にアクセスし、ログイン等、インストールできているか確認しましょう。

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ちなみに、簡単インストールした場合はデフォルトで公開(インデックス可)設定になっているため、開発等が完了してから公開したいという場合は、忘れずに 設定 > 表示設定 から検索エンジンの設定を変更しましょう。

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独自SSLを導入してHTTPSへ!!

この独自SSLが無料で導入することが今回のキモでした。ようやくたどり着きました。早速SSL設定と行きたいところですが、その前にもう一工程。

WordPressのアドレスをドメイン直下に(URLから/wordpress/を消す)

簡単インストールの状態では、wordpressが表示されるのはあくまで http://ご利用ドメイン名/wordpress/ です。

http://ご利用ドメイン名 でWordPressサイトを表示したい場合は以下の作業を行ってください。

(1) wordpressディレクトリから、.htaccess と index.phpをダウンロード

(2) index.phpの内容を変更 ( /wordpress を追加)

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(3) ドメイン直下(ドキュメントルート)に、.htaccess と index.phpをアップロード(確認用のindex.htmlは削除)

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(4) 設定 > 一般設定 のサイトアドレスを変更(/wordpressを削除)

サイトアドレスから/wordpress を削除して保存します。
間違ってもWordPressアドレスを変更しないように!wp-configやDBの変更で修正可能ですが・・・(経験者談)

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完了したらログインし直しましょう。(ログインし直さないとフロントのadminバーが表示されなくなったりします)

zenlogicでSSL証明書の発行

Zenlogicログイン後の「会員/契約管理」タブ内、サービスお申込みをクリックします。

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SSLサーバー証明書取得・管理 の +お申込み をクリックします。

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申込みのフローは以下の通り。

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証明書の選択 標準独自SSL・・・無料!!!

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契約番号と、コモンネームを入力します。www.が付く場合は、必ずwww.付で申請しなくてはいけません!!

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証明書情報を入力していきます。

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内容を確認して申込みましょう。

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これで申請は完了です。

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WEBドメイン設定でサイトにHTTPSを適用

申請が完了したら、SSL証明書とサイトを紐づける作業です。

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WEBドメイン設定から証明書設定に進みます。

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証明書とドメインを紐づけ、確認!

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更に確認!

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HTTPとSSLのドキュメントルートが同じになればOKです。

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念願のHTTPS!!

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WordPress側のHTTPS設定

さぁ、もうひと頑張りです。

WordPressのアドレス変更

WordPressの 設定 > 一般設定 で、アドレスをhttpsにしましょう。

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SSL・HTTPSに変更するWordPressプラグイン Really Simple SSL プラグイン

更に、既存サイトをHTTPS対応する場合には、投稿内のURLもすべてHTTPSに変更しなくてはいけませんし、HTTPからHTTPSへ、リダイレクトも行わなくてはいけません。

そのような設定を簡単に行ってくれるプラグインがReally Simple SSLプラグインです。同様のプラグインはたくさんあります。

インストール・有効化すると.htaccessファイルへのリダイレクト設定や、投稿内の書き換えをJSで行ってくれるようになります。

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https://ja.wordpress.org/plugins/really-simple-ssl/

リダイレクトで.htaccess に追加される記述

.htaccess に追加されるリダイレクトの記述はこちら

# BEGIN rlrssslReallySimpleSSL rsssl_version[2.5.0]
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
# END rlrssslReallySimpleSSL

もし新規構築なら、プラグインを入れるまでもなく、2~6行目を.htaccessの上に記述するだけで十分だと思います。

投稿内URLのhttp > https 書き換え

たとえば、投稿内で画像をアップしていたとします。これらのアドレスは一般設定のアドレスに準ずるため、httpサイトを運用していた場合はhttpのままです。

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プラグインはこれらのURLを公開ページにて書き換え、httpsにしてくれるというわけですね。(公開ページを開発者ツールで参照し、httpsに書き換わっていることを確認しました)

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httpsからhttpにリンクされたままだと、せっかくSSL対応していても、「保護されていない」通信となってしまうため、投稿内のURLを全て置換するか、このようなプラグインを利用する形になります。

WordPressを常時SSL化してみて

今回は新規ドメインでためしてみました。このサイトを始め、既存の運営サイトも徐々にSSL化していこうと思っています。途中からSSL対応するのはきっと大変でしょうね。新規でSSLサイトを始めるよりも工程が多くなるので。

今後作るサイトは最初からSSLにするぞ!!

そのためにも、無料で常時SSLを導入できるサーバーが出てきたことは嬉しい限りですね。今後もっとそのようなサーバーが増えるといいのですが。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

HTTPのままだとchromeにアラートが?無料で独自SSL・常時SSLが実現できるおすすめサーバー

現在独自SSLが無料で使えるサーバーはこちら

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