2018年2月21日 Google Adsenseにログインしたら「自動広告」なるものが追加されていました。
アドセンス自動広告は、機械学習で広告掲載が最適化されるもののようですね。コードを1か所追加するだけであとはAIがやってくれるとのこと。
なにそれ便利そうと思ったので手持ちのいくつかのサイトで早速検証してみました。
只今ご覧のRoot-013サイトでも絶賛検証中です。
追記28日後…一か月ほど使ってみた収益の変化はこちら。自動広告の記事内広告の表示位置をある程度調整する方法もご紹介しています。
Google アドセンスの自動広告を導入してみて。結果や思った事
追記2 28週後…半年ほど使ってみて収益がどうなったかはこちらで公開しています。記事内広告をOFFにしたらどうなったか?など
Google アドセンス 自動広告 収益推移 記事内広告をOFFにしたらこうなった。
自動広告では、機械学習により最適な広告掲載場所が決定されます。
対象のページにコードを 1 回追加するだけで、後はすべて Google が行います。
引用:Google Adsense
自動広告についてはこちらから確認してみてください。
AdSense ヘルプ 自動広告について
https://support.google.com/adsense/answer/7478040?hl=ja&ref_topic=1307438
ということで始めてみましょう。
目次
Adsense 自動広告 導入フロー
広告の設定 > コンテンツ > 自動広告が追加されていると思います。
『開始する』をクリック。
すると、自動広告でどのタイプの広告を表示させるか選択できます。デフォルトでは全てONでした。
導入しないものはスイッチをクリックでOFFにできるようです。とりあえずデフォルトのまま進めました。
テキスト広告・ディスプレイ広告・インフィード広告・記事内広告・関連コンテンツ・アンカー広告・モバイル全画面広告と、全ての広告が網羅されていますね。
これを一か所コード貼り付けるだけでAIが適宜これらの広告を適切に配置してくれるということなのでしょう。
なにそれ楽ちん過ぎない?
最後に保存すれば、コードが表示され、完了すれば確定。
これをheadタグ内に張り付けるだけ。
以上。
え!?ほんとコレだけ!?
ちなみに・・・
1.【自動広告を設定】でコードをポップアップ
2.グラフアイコンで、レポートの表示
3.鉛筆アイコンで、広告タイプのON/OFF切り替え
が行えます。
レポートの項目はこんな感じでした。
自動広告の中で表示・クリックされたものがグラフで確認できましたよ。
これは簡単で良いですね。
WordPressで導入するなら?
なにか広告管理用のプラグインやテーマ機能を用いてない限りは、header.phpにコードを表示する形になるでしょうね。
そのようなフィルタ機能(URLグループ設定)のようなものもあるみたいで、両方試しています。
PHPで表示・非表示の操作
おそらく、任意のページで広告を非表示にしたいという要望は出るでしょう。特にTOPページで非表示にしたい!などですね。
これには、WordPressの条件分岐を使います。
WordPress側の表示設定によっても条件分岐が変わってくる点に注意です。
自分の場合、トップは「最新の投稿」になっているのでこの場合は is_front_page で問題ないはず。
<?php if ( ! is_front_page() ) : ?> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({ google_ad_client: "【自分のID】", enable_page_level_ads: true }); </script> <?php endif ?> <!-- head閉じタグの前に記述しました --> </head>
/head の直前に ! is_front_page つまり、トップページ以外でこのスクリプトを実行する指定です。
おそらく同条件(トップが最新の投稿)なら同じ記述で良いと思いますが、固定ページを設定している時などは条件が変わってくる点に注意しましょう。
必ずコーデックスを見ながら検証してください。
WordPress Codex 条件分岐タグ
まぁ条件分岐のやり方次第では、カテゴリだったりタグだったりを上手く使って”このタグの時は”のような分岐にすれば、もっと細かい操作は可能そうです。
WordPress・SEO・アフィリエイトなどの無料質問掲示板なんかもあるのでよかったらご相談下さい。
WordPress・SEO・アフィリエイトなどの無料質問掲示板
アフィリエイトの始め方 無料質問掲示板はこちらから
既存のアフィリエイトバナーがある場合は住み分けが大変そうですね。ただ、既に手動設置タグがある場合、設置済みのものが優先されるような感じがしました。
他のサイトですが、フッター以降に関連コンテンツが出てくるのが気に入らなかったので既存の関連コンテンツコードに戻したところ、自動広告の関連コンテンツユニットは表示されなくなりました。
最終的には記事内広告はOFFにするかもなぁ。
Adsense側でURLグループを作成
こちらはちょっと検証中ですが、試したフローをご紹介します。
こちらに、以下のフローで試した、全広告OFF設定のページを用意しました。
https://website-homepage.com/no-ads
駄文を掲載しております。
まずは【新しいURLグループ】をクリックします。
【URLを追加】をクリックし、URLを入力して追加をクリック。
前述のURLを記載しました。
すると、認識しているサイトの一覧に、入力したURLが追加されます。これをチェックし、【次へ】をクリックしましょう。
そして、広告の設定を行います。今回は全てOFFにして、【次へ】をクリックしています。
URLグループの名前を入力し、保存を押せば完了するようです。
ここで設定したものが、最初に設定した全般設定に上書きされる仕組みのようですね。
https://website-homepage.com/no-ads
のページでは広告が出なくなっているのが確認できました。
つまり、自動広告のコードは1アカウントに対して1つということになります。
URLグループか、その他の方法(PHPで分岐・WPプラグイン)で非表示や広告のタイプを選択することになります。
ん~~。他にやりようなかったのかな??せめてURLで1タイプにしてくれれば・・・
URLグループの設定には、以下の公式情報も確認した方が良さそうです。
特に「URL グループで選択した URL は、ユーザーのウェブブラウザに送信されることがあります。」という点。
URLグループ作成時はドメインは分けた方が良いということかな??
AdSense ヘルプ 詳細な URL 設定について
https://support.google.com/adsense/answer/7479535?hl=ja&ref_topic=1307438
AdSense ヘルプ 自動広告の URL グループを作成する
https://support.google.com/adsense/answer/7627395?hl=ja&ref_topic=1307438
URL が公開される可能性
なお、自動広告が適切なページに表示されるようにするため、URL グループで選択した URL は、ユーザーのウェブブラウザに送信されることがあります。このため、ブラウザに送信されるデータを検証しているユーザーには、これらの URL と適用されている設定が表示可能になる場合があります。
自動広告の表示確認
ちょっと面倒でしたが、自動広告なのか、既存のコードなのかわかりにくいので、既存のユニットは全て排除して検証しました。
どのサイトも、概ね以下の内容で広告が表示されました。
機械学習でAI君が改善・最適化して行ってくれるといいなぁ。
PC表示例
PCで確認できたのは以下の広告です。今後他にも確認できたら追加していきます。
1.ヘッダー付近にディスプレイ広告
3サイト検証しましたが、全てヘッダー付近にディスプレイ広告やディスプレイ広告が表示されます。
2.サイドバーに2つ程度ディスプレイ広告
このサイトではあまり表示されないのですが・・・他2サイトではサイドバーにディスプレイ広告やテキスト広告が表示されました。
3.記事内広告が3つ程度
記事内広告は学習中なのか、2つだったり、まったく表示されなかったりという記事もありました。
残念ポイントの方に画像も載せていますが、謎の余白が出現します。(恐らく4つめ以降の記事内広告スペース)
コードを見ると間違いなく自動広告で生成されたスペースです。
PCでは関連コンテンツユニットが確認できなかったんですよね。(元々使えたサイトでも)
なにか情報があったら教えてください!!
モバイル表示例
モバイルもほぼ同様ですが、これまで導入できなかったオーバーレイ広告が表示されていた点はびっくりしました。
オーバーレイの「アンカー広告」というタイプですね。
サイトによって、上部だったり下部だったりしました。
1.ヘッダー内に1つ
ヘッダー内には高確率で全幅のバナーが出現します。
表示場所も微調整されているようで、メニューの中にバナーが出たこともあったのですが(笑)、現在はメニュー下に改善されました。
学んでる学んでる^^
2.記事内に記事内広告・ディスプレイ広告複数
記事内は、一覧セクションの間にディスプレイ広告や記事内広告が出てきました。
3.記事一覧中にインフィード?広告
ディスプレイ広告っぽくもあったので、サイト内の一覧に似たレイアウトのインフィード広告というのは、現段階で確認できていません。
4.フッター(コピーライト下)に関連コンテンツユニット
そして、関連コンテンツユニットは表示されたんですが、なぜかフッター(コピーライト下)
フッター下だとちょっと表示頻度が下がりそうですね・・・
追記 5.インフィードも確認
モバイル表示で、インフィードも確認できました。
アイキャッチのサイズやレイアウトも徐々に学習しているようです。徐々に最適化されていくの、なんか微笑ましいなぁ(笑)
自動広告のメリット
メリットはかなりありました。ご紹介していきます。
今後の学習で変わっていくのであればまた追記していきます。
導入・管理が簡単
コードが一か所で良いと言うのは本当にありがたいですよね。
これまでは
サイドバー用にユニット作って・・・
記事内用にユニット作って・・・
記事一覧用にインフィードユニット作って・・・
関連コンテンツユニッ作って・・・
で、それらのコードをテーマフォルダをカスタマイズしながら埋め込んで行く・・・と。
で、デザイン・テーマが変わったらまたこの工程を繰り返すわけですよ。
かなりの作業工程短縮になります。
通常利用できない広告タイプが利用できた
使えなかった広告ユニットが使えたんです!これも驚きました。
例えば、オーバーレイ系のユニットとか、関連コンテンツユニットはそれぞれ条件があって、だれでも使えるようなものではなかったんです。
それが、これまで使えないはずだったサイトで使えるようになっていたのを確認しました。
関連コンテンツ広告ユニットは出てたけど、オーバーレイはなかったサイトで、オーバーレイ広告が出て来たり。
関連コンテンツ広告ユニットが使えなかったサイトで両方使えるようになってたり・・・
これはありがたいですね。(個人的にはあまり好きではないのでOFFにするかもしれませんが・・・)
自動広告のデメリット
デメリットというか、ちょっと残念なポイントがいくつか。
微調整ができない・デザイン上融通が利かない
なんか、メニュー内に広告が出て来たり(笑)
アイキャッチみたいな感じで広告が出て来たり(笑)
一覧のセクション内に出てきました。。。
謎の余白が出来たり(笑)
記事内広告が2~3個表示されたあと、こういった余白が追加されていました。広告個数の兼ね合いで非表示になったと推測。
AI君、今のところ一定の文字数毎に記事内広告を出す考え方なんですかね。で、既定の数以降は空白になると・・・おいおいw
これらもAI君が頑張ってくれて、今後最適化するようならまた情報を追加したいと思います。
しばらくはAI君の進化を生暖かく見守っていきます。
「こんなトコに広告が!!」という情報があったら聞かせてください(笑)
納得いかなくても、微調整できない!!というのは自動広告の最大のデメリットだと思います。
パフォーマンス悪化?
検証の為に、全てONにしたところ、パフォーマンスは悪化したように感じました。
最初の内だけなのか・・・ずっとなのか・・・
記事公開時、さくらのスタンダードで長年利用してきて愛着があるのですが、PV増加に伴い管理画面の重さが気になってきました。プラン変更やサーバー移転を考えています。
自動広告を試した他の2サイトはmixhostとJETBOYだったのですが、どちらもSSDのサーバーで、やはりさくらよりも快適ですね。自動広告の負荷もこのサイトよりは感じませんでした。(まぁ、このサイトよりPVが少ないってのもあるでしょうけど)
WordPressにおすすめのサーバーも紹介していますので、もし検討中の方が居たら参考にして頂けると嬉しいです。
高速SSD+無料SSL+低コスト!WordPressにおすすめのレンタルサーバー比較・口コミ情報
おすすめレンタルサーバー mixhost VS JETBOY 比較
高性能SSDレンタルサーバー 「カラフルボックス」を利用したレビュー mixhost JETBOYと比較
まとめ
サイト追加時にいちいちユニット作って・・・ていうのは結構手間ですよね。
コード一つでユニット作成から貼り付けまでを全て完結してくれるというのはかなり大きなメリットです。
これらも今後のAI君の成長を見守りたいと思います。
頑張れ!!AI君!!!