MENTAやTimeTicketでZoomオンライン指導・メンタリングを行っています。
WordPressやHTMLサイトのトラブル、SEO対策のご相談、HTML・CSS・WordPressなどのレクチャーなどが可能です。


レンタルサーバーZenlogicの口コミ・レビュー、DNSの設定からWordPressインストール、HTTPS化までのフロー。

SSLが無料で使えるレンタルサーバーをピックアップして、色々と情報を収集した結果・・・

Zenlogicを利用してみることにしました。

単純な表示速度を考えるとエックスサーバー系に分があるとは思いますが、最終的な理由はコストと転送量無料なところ、安定性があると考えての選択でした。

ZenlogicでWordPressをインストールするまでのフロー、無料の常時SSL設定でHTTPSにするまでのフロー、DNSゾーンに制限があるので、Zenlogicのネームサーバーを利用せずに他社の独自ドメインを設定する方法を試してみました。

改めて使ってみると、初めてのサーバーはやはり勝手が違います。恐る恐るWordPressをインストールしてHTTPSにするまでの道のりを記録しました。ご参考になれば幸いです。

Zenlogic 口コミレビュー 2018年2月20日追記

Zenlogicを1年契約して利用していましたが、更新はしませんでした。

Zenlogic PHPバージョンを7.1に変更

Zenlogic MySQLバージョンを5.1から5.6へ変更

PHPバージョンやMySQLバージョンの変更など、処理の最適化には留意したのですが、WordPress 2サイト程をインストールしたところで管理画面の処理が重くなり、ストレスになったので別のサーバー(mixhost JETBOY)に乗り換えた次第です。

最終的なサーバー全体のPVは月間30,000と言ったところでしょうか。

個人的には日間のアクセスが集中するようなブログにプランSはおすすめできないという結論になってしまいます。おそらく、上位プランの方がチューニングなどもしてくれるようなのでおすすめです。

上位プランへの乗り換えを検討するといきなりコストが跳ね上がるんですよね。もう一つ位中間のスペック・コスト帯のサーバーが欲しいですね。使い勝手などは問題ありませんでしたので。

コーポレートサイトの運用などには問題なくおすすめできるスペックです。

記事更新に力を入れるサイト運営で高速性を求めるならSSDを導入したサーバーの方が良いかもしれませんよ!これからのWordPressサイトは表示速度(SSDなど)とSSLを重視することをおすすめします。
WordPress おすすめ レンタルサーバー比較(常時SSL+高速SSD+低コスト)

mixhostとJETBOYはSSDを導入していて高速性を求める人にはかなりオススメです。もちろんSSLも無料。両者を比較してみたので参考にして下さい。
mixhost VS JETBOY 口コミ・レビュー SSD導入+無料SSL(https)+低価格

Zenlogicに申し込む~ログイン

1日の転送量無制限

容量300GB

独自SSL無料

などなど、詳しくはこちらの記事でも紹介しています。

HTTPのままだとchromeにアラートが?無料で独自SSL・常時SSLが実現できるおすすめサーバー

Zenlogic価格表

価格表の通り、ディスク容量以外で機能的に他プランに劣っているものはなく、「月額3000円レベルのサーバーを1000円程度で使える」と考えるとかなりお得なのです。

申込み後数分間は準備中表記でアクセスできませんが、じきにコントロールパネルにアクセスできるようになります。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_03

MySQL5.1の初期化と起動~データベースの準備~

WordPressを利用するにはまずはDBの準備ですね。申し込んだ直後だと起動していないようなので、ポートとパスワードを設定して初期化します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_07

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_09

初期化を行ったら、MySQLが起動したことを確認しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_11

FTPアカウントの設定

Zenlogicにはファイルマネージャーは無いようですね。そのため、ディレクトリ(フォルダ)を作ったりするのにFTPアカウントを作成しておきましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_17

アカウント名とパスワードを設定します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_19

また、FTPでアクセスするホームディレクトリ・フォルダを指定できます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_21

「htdocs」がWEBブラウザでアクセスできる領域です。その他の領域には触れない方が身のためです。

htdocs内の任意のフォルダを「ホームディレクトリ」に設定すれば、サイト毎のFTPアカウントを作成することも可能なわけですね。(サイトの管理を委託する時などに有効)

ちなみに、「default」は最初からあり、このディレクトリに割り当てられているドメインは、サーバー情報から確認できる「標準ドメイン名」です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_30

defaultディレクトリにFTPで適当なindex.htmlファイルを作成・アップロードし、標準ドメインにブラウザでアクセスしてみましょう。確認できるはずです。

FTPアカウントを作ったら、ドメイン名を割り当てたいディレクトリをhtdocs内、defaultと同じ階層に作ります。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_23

ドメイン設定

この「ドメイン設定」では、実際に利用するドメインを入力していきます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_33

今回、ドメインはムームードメインで取得したものを使いますので、設定は以下の通り。ただし、DNSゾーンを作成するか、作成しないかで作業も変わってきます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_35

WEB > WEBドメイン設定

ドメイン設定が変わったら、次はそのドメインを、どのディレクトリに割り当てるか。「ドキュメントルート」の設定を行います。

こちらも、複数のドメインとサイトを運営していく上で必要不可欠な作業ですね。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_56

ドキュメントルート設定より、ドメインを割り当てたいフォルダをFTPソフトなどで作成した上で、選択しましょう。サンプルではドメインと同名のディレクトリ・フォルダ名にしています。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_59

きちんと反映されたか確認しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_66

そのディレクトリの中には、あらかじめindex.htmlをアップしておきます。

DNS設定が完了したらxxxxxxxx.netにアクセスして、きちんと表示されたか確認するためです。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_68

DNS設定~ムームードメインの場合~

ここまできたら一旦サーバーを離れてドメイン管理会社側のDNS設定に写ります。
前述のドメイン設定でDNSゾーンを作成した場合、作成しない場合の設定方法を記載していきます。

DNSゾーンを作成した場合

こちらが一般的?なんでしょうかね。指定されたネームサーバー情報をを、ドメイン会社側で設定する方法です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_43

作成する場合、6ゾーンまでとなっています。※対象ドメインは適当です。

設定後、対象ドメインの「DNSゾーン編集」よりネームサーバーの値を確認します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_46

それぞれ、ドメイン会社側に設定して完了です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_51

DNSゾーンを作成しなかった場合

DNSゾーンを作成しない場合は、ドメイン会社側でDNSゾーン設定が必要になります。ムームードメインの場合は以下を参考にしてください。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_35

Zenlogic側のサーバー情報、IPアドレスの情報が必要です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_76

ムームーDNSの設定から、ドメイン操作 > ムームーDNSを選択します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_74

対象ドメインの「処理」列の「変更」をクリックします。利用したことが無ければ「利用する」になっているはずです。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_79

DNSゾーンを簡単に説明すると、
種別A ・・・ IPアドレスを入力
種別MX ・・・ メール配送を定義するレコード(優先順位は小さいほど優先度が高い)
種別CNAME ・・・ サブドメインを定義する際に設定
となります。

MXレコードの優先度は特に入力がなければ50に設定されます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_78

サブドメインの設定例はこちら

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_90

これまでDNSゾーンを作成する方法しか試してきませんでしたが、この方法なら、
素のドメインはAのサーバー
サブドメイン1はBのサーバー
サブドメイン2はCのサーバー
メールはDのサーバー
といった運用も可能になるということですね。

セットアップ情報変更 が完了したら、きちんと反映されたか確認しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_80

以前他社のサーバーにネームサーバを割り当てていたら注意

もし、以前他社のサーバーにネームサーバを割り当てていたら注意が必要です。さーてカスタム設定も完了したし、あとは待つだけ・・・と正座していましたがいつまで経っても変更が反映されない。

それは、ネームサーバ設定が他社向けになっていたからでした。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_87

DNSゾーンのカスタム設定を有効にする場合は、「ムームードメインのネームサーバ(ムームーDNS)を使用する」に必ずチェックして保存しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_89

ブラウザでURLを確認して、UP済のindex.htmlが表示されればOKです!!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_91

WordPressの簡単インストール

せっかくZenlogicにある機能なので、簡単インストールを試してみたいと思います。

簡単インストール > WordPress を選択します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_97

データベース名と、パスワードを設定します。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_101

ワードプレスの設定を決定し、インストールしましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_107

http://ご利用ドメイン名/[インストール先ディレクトリ]/wordpress/をご指定ください。

という点には注意が必要です。

ドメインのルートディレクトリ直下にWordPresをインストールする場合は、
http://ご利用ドメイン名/wordpress/
となります。

ドメイン下に複数WordPressをインストールする時などは
http://ご利用ドメイン名/[インストール先ディレクトリ]/wordpress/
となるでしょうね。

FTPでもwordpressフォルダが作成されたことが確認できました。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_109

wordpress/wp-admin にアクセスし、ログイン等、インストールできているか確認しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_112

ちなみに、簡単インストールした場合はデフォルトで公開(インデックス可)設定になっているため、開発等が完了してから公開したいという場合は、忘れずに 設定 > 表示設定 から検索エンジンの設定を変更しましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_114

独自SSLを導入してHTTPSへ!!

この独自SSLが無料で導入することが今回のキモでした。ようやくたどり着きました。早速SSL設定と行きたいところですが、その前にもう一工程。

WordPressのアドレスをドメイン直下に(URLから/wordpress/を消す)

簡単インストールの状態では、WordPressが表示されるのはあくまで http://ご利用ドメイン名/wordpress/ です。

http://ご利用ドメイン名 でWordPressサイトを表示したい場合は以下の作業を行ってください。

(1) wordpressディレクトリから、.htaccess と index.phpをダウンロード

(2) index.phpの内容を変更 ( /wordpress を追加)

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_119

(3) ドメイン直下(ドキュメントルート)に、.htaccess と index.phpをアップロード(確認用のindex.htmlは削除)

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_120

(4) 設定 > 一般設定 のサイトアドレスを変更(/wordpressを削除)

サイトアドレスから/wordpress を削除して保存します。
間違ってもWordPressアドレスを変更しないように!wp-configやDBの変更で修正可能ですが・・・(経験者談)

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_117

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_122

完了したらログインし直しましょう。(ログインし直さないとフロントのadminバーが表示されなくなったりします)

zenlogicでSSL証明書の発行

Zenlogicログイン後の「会員/契約管理」タブ内、サービスお申込みをクリックします。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_03

SSLサーバー証明書取得・管理 の +お申込み をクリックします。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_05

申込みのフローは以下の通り。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_07

証明書の選択 標準独自SSL・・・無料!!!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_13

契約番号と、コモンネームを入力します。www.が付く場合は、必ずwww.付で申請しなくてはいけません!!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_16

証明書情報を入力していきます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_18

内容を確認して申込みましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_23

これで申請は完了です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_25

WEBドメイン設定でサイトにHTTPSを適用

申請が完了したら、SSL証明書とサイトを紐づける作業です。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_35

WEBドメイン設定から証明書設定に進みます。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_37

証明書とドメインを紐づけ、確認!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_43

更に確認!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_45

HTTPとSSLのドキュメントルートが同じになればOKです。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_47

念願のHTTPS!!

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_50

WordPress側のHTTPS設定

さぁ、もうひと頑張りです。

WordPressのアドレス変更

WordPressの 設定 > 一般設定 で、アドレスをhttpsにしましょう。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_53

SSL・HTTPSに変更するWordPressプラグイン Really Simple SSL プラグイン

更に、既存サイトをHTTPS対応する場合には、投稿内のURLもすべてHTTPSに変更しなくてはいけませんし、HTTPからHTTPSへ、リダイレクトも行わなくてはいけません。

そのような設定を簡単に行ってくれるプラグインがReally Simple SSLプラグインです。同様のプラグインはたくさんあります。

インストール・有効化すると.htaccessファイルへのリダイレクト設定や、投稿内の書き換えをJSで行ってくれるようになります。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_58
https://ja.wordpress.org/plugins/really-simple-ssl/

リダイレクトで.htaccess に追加される記述

.htaccess に追加されるリダイレクトの記述はこちら

# BEGIN rlrssslReallySimpleSSL rsssl_version[2.5.0]
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
# END rlrssslReallySimpleSSL

もし新規構築なら、プラグインを入れるまでもなく、2~6行目を.htaccessの上に記述するだけで十分だと思います。

投稿内URLのhttp > https 書き換え

たとえば、投稿内で画像をアップしていたとします。これらのアドレスは一般設定のアドレスに準ずるため、httpサイトを運用していた場合はhttpのままです。

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_69

プラグインはこれらのURLを公開ページにて書き換え、httpsにしてくれるというわけですね。(公開ページを開発者ツールで参照し、httpsに書き換わっていることを確認しました)

how-to-zenlogic-wordpress-always-on-ssl_71

httpsからhttpにリンクされたままだと、せっかくSSL対応していても、「保護されていない」通信となってしまうため、投稿内のURLを全て置換するか、このようなプラグインを利用する形になります。

WordPressを常時SSL化してみて

今回は新規ドメインでためしてみました。このサイトを始め、既存の運営サイトも徐々にSSL化していこうと思っています。途中からSSL対応するのはきっと大変でしょうね。新規でSSLサイトを始めるよりも工程が多くなるので。

今後作るサイトは最初からSSLにするぞ!!

そのためにも、無料で常時SSLを導入できるサーバーが出てきたことは嬉しい限りですね。今後もっとそのようなサーバーが増えるといいのですが。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

HTTPのままだとchromeにアラートが?無料で独自SSL・常時SSLが実現できるおすすめサーバー

現在独自SSLが無料で使えるサーバーはこちら

おすすめコンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA