2017年11月作成 Google Search Console(グーグル サーチコンソール)の検索アナリティクスの使い方やフィルタによる絞り込み方法をまとめました。
単純に人気記事や人気ワードを見るだけでは、十分とは言えないでしょう。
ページ毎の検索ワード(クエリ)
特定の検索ワードでどのページが表示・クリックされているか
直近で人気の出たページ/検索ワード(クエリ)
などを調査することで、より具体的な解析が可能です。
期間比較でクリックや表示の「差」を出す記事が見当たらないので触れてみました。
2018年1月、新しいサーチコンソールの使い方について解説した記事はこちらです。
2018年1月 新しいGoogleサーチコンソールが使えるようになったので試してみました。使い方・残念ポイントのまとめ。
目次
無料SEOツールといえばGoogle Search Console(グーグル サーチコンソール)
無料SEOツールといえば最高峰はGoogle サーチコンソール!といっても過言ではないと思います。
だれでも無料で使えるのに、この充実した機能!あり得ないですよね。
- クロールエラーで404エラーを検知
- サイトへのリンクで外部からのリンクを検知
- 構造化データでHTMLの構造化チェック
- サイトマップでサイトマップの送信・インデックス状況の確認
- HTMLの改善で重複コンテンツのチェック
しかし記事が増えると、ある程度使い方を知っていないとWEBサイトの変化を見逃すことがあるかもしれません。今日は、特に検索アナリティクスの使い方についてまとめたいと思います。
その前に最低限の方法だけを記載しておきます。
サーチコンソールの登録
Google Search Console
https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja
グーグルサーチコンソールからプロパティを追加すればサーチコンソールを使えるようになります。
Google Analyticsを導入済みであれば、所有権の確認でGoogleアナリティクスを選ぶことができます。
xmlサイトマップの送信
xmlサイトマップの送信は、WEBサイトのコンテンツを検索エンジンに通知するものなので必ず導入した方がよいでしょう。
WordPressでは「google xml sitemap」「Yoast SEO」など、サイトマップを自動生成してくれる機能を有するプラグインが多数あります。
高機能・多機能のWordPress プラグイン Yoast SEO
サーチコンソール > クロール > サイトマップ より
検索アナリティクスとGoogle アナリティクスの連携
Google Search Console 検索アナリティクスの難点として、最新の90日間しかデータを計測できないという点があります。 しかし、Google Analyticsとサーチコンソールを連携しておけば、ランディングページや検索クエリ(ワード)のデータも蓄積することができます。 Analyticsの方から連携を行うのですが、もう少し分かりやすくならないもんだろうかと毎回思います。 一連の操作は、プロパティの追加を行ったgoogleカウント(サイトのオーナーであるgoogleアカウントにログインした状態で行いましょう。 また、アナリティクス・サーチコンソールの登録は済んでいる状態が望ましいです。 歯車アイコンのマークをクリックして、サーチコンソールと連携したいサイトのプロパティを選びます。 Search Consoleを調整ボタンから、「追加」リンクをクリックします。 するとサーチコンソールのページに遷移します。サーチコンソールの当該プロパティを選択しましょう。無い場合、Googleアカウントが違うのかもしれません。(オーナーアカウントではない可能性があります) 設定が完了すると、前述の「追加」をクリックした所に選択済みのURLが反映されるようになります。(数分待った方がよいでしょう) 集客 > Search Console > から、ランディングや検索クエリ(キーワード)を確認できるようになります。 非常に優秀なサーチコンソールの検索アナリティクスですが、規模が大きくなるとある程度絞り込みが不可欠です。 代表的な方法をいくつかご紹介しておきます。(SSL対応を行った関係で後半アクセスが減っています) デフォルトでは、直近の4週(28日間)の上位クエリが表示されます。直近と言っても3~5日前のデータが最新のデータとなります。 「●クエリ」がチェックされていれば検索クエリ(キーワード)が表示されている状態です。 「●ページ」をチェックすれば、クリックが多いページ(記事URL)を表示できます。 この機能を使うことで、 記事を作ったが、その記事が狙ったキーワードで検索されているか?などを調べることができます。 WordPressでURLにIDなどが入っている場合はIDで絞り込むか、特定のURL文字列から、絞り込んで任意のページをクリックすることで1記事に絞り込むことができます。 例ですが、先日Yoast SEOの記事を書いたので、「Yoast SEO」「WordPress SEO プラグイン」などで絞り込んでみましょう。 「ページ」でフォルタを利用することで、「yoast」が入ったURLを抽出できます。 デフォルトで「次を含むURL」になっていますが、「次を含まないURL」「URLが一致」などを選ぶこともできます。 出てきた候補から、特定のURLをクリックします。 これは、選択したURL文字列を「URLが一致」で絞り込んだ状態ということになります。 ”目次”のURL(#以降)も含めたい場合は、「次を含むURL」にしましょう。 URLを選択したあとは何も表示されません。このURLの表示・クリック数なども表示できます。この状態で「クエリ」に切り替えてみましょう。 切り替えることで初めて「特定のページがどんなワードで表示・クリックされているか」をみることができます。 同じようにクエリから絞り込むこともできるのですが、キーワードによっては同じ結果にならない場合があります。 ページから絞り込む場合、検索クエリ(キーワード)から絞り込む場合、それぞれの目的の例をちょっと挙げてみます。 記事を書く以上はある程度「こんなワードで上位に表示させたい」という意図があると思います。 これが無い場合は、目的を持つ事をおすすめします。キーワード選定などについてはこちらの記事もご覧ください。 そして、そのページがしっかりと目標としたキーワードで表示・クリックされているかを確認しましょう。 もし、目標としたワードで上位化されていない場合は、ページ(URL)をフィルタせずにクエリから絞り込んでみましょう。 ・他のページが表示されている(内容が被っている) 特に、意図したワードで意図しないページがインデックスされている場合は、canonicalを設定する / 内容を統合する などが必要と言えるでしょう。 このように、せっかく書いた記事がなぜ上位化しないのかを考える上で 期間を比較することで、新しい記事や、リライトした記事、アルゴリズムの変化など順位の上昇・下降をチェックすることも可能です。 急激なクリック・表示の増減を見る方法を紹介します。 まずは日付の部分をデフォルトの過去28日間から、「過去28日間とその前の期間を比較」にしましょう。 そして、クリック・表示・CTR・掲載順位 はいずれか一つにチェックを入れます。 そうすることで、期間ごとの”差”を表示させることができます。 「差」をクリックすることで数値の昇順・降順を選べるので、直近28日とその前の28日で、クリック/表示数が急激に増大・減少したページ/クエリをチェックすることができるというわけです。 検索アナリティクスの使い方で最低限押さえておきたいポイントについてまとめてみました。 どのページがどんなワードで上位に表示されているのか。そして、上位表示させたいのか。 それを考える上で現状を正しく理解することが求められます。 Googleサーチコンソールの検索アナリティクスは90日間という縛りがあるとはいえ、優れたSEOツールなので是非利用してみてくださいね。 他にもSEOツールの紹介をしていますので参考になれば幸いです。 [seo]1.アナリティクスの管理ボタン
2.Search Consoleを調整
3.Analyticsを確認
Google Search Console 検索アナリティクスでデータを絞り込む方法
特定のキーワードで表示されているページを絞り込む
特定のページがどんなキーワードの検索結果に出ているか絞り込む
ということが可能なわけです。特定のページがどんな検索クエリ(キーワード)で検索されているか
ページから絞り込む目的(ページをフィルタしてクエリを見る)
検索クエリ(キーワード)から絞り込む目的(クエリをフィルタしてページを見る)
・そのページがインデックスされていない
といったことが考えられます。
・ページ・クエリを切り替える
・フィルタする
という方法を覚えておくことが大切です。期間の比較から、直近で人気の出たページ/クエリを見る方法
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