今回は競合サイト調査を依頼された際の内容・事例・チェック項目をご紹介したいと思います。
調査だけでどれくらい時間・お金がかかるの?
競合サイト調査ってなにするの?
という疑問を持つ方は大変多いです。
費用・時間に関しては、調査内容をお伺いしてから必要な調査項目を導き出すので一概にいくらということは言えませんが、今回ご紹介する内容、
・3サイトの内外のSEO施策/状態のチェック
・キーワードやコンテンツの状態
・デザイン/コンテンツの提案
といったものであれば2~3営業日くらいで可能です。(スケジュールにも左右されます)
目次
競合サイト調査・SEO施策の状態チェック項目
なぜ、競合が上位表示されているのか。
現在のSEOにおいて、その大きな原因を述べるとすれば、ペナルティなどでもない限り、大概は「検索エンジンが御社サイトよりも他社サイトを優れていると判断しているから」という言い方になってしまいます。
こんな風に言うと怒られてしまうかもしれませんが、それが実情だと思います。
でも、
「他社サイトが優れている」=「検索エンジンに御社サイトの良い所をきちんと伝えられていないから」
という見方もできるのです。実際にそのような事例は多くあります。
競合調査 チェック項目 モバイル対応/インデックスの状態など
モバイル対応をしているか
インデックスの状態はどうか
被リンクの状態はどうか
※いずれも、大切な要素ですが、インデックスも被リンクも、単純に数の問題ではないということだけは言っておきます。
ちなみに、インデックスの状態を確認するなら、Google chrome などのブラウザでアドレスバーにsite:(サイトのURL)と打てば、何ページインデックスされているかが確認できます。
被リンクについても無料ツールがたくさんありますが、SEOチェキなどでは被リンク調査対応を終了しており、最近は http://hanasakigani.jp/ を多く利用しています。
被リンク元のURLやアンカーテキストについても表示してくれるのがすごいです。
競合調査 チェック項目 SSL対応/HTMLエラーなど
将来的にhttp://で始まるすべてのウェブサイトでブラウザ(chrome等)に警告が出るようになるとされています。そのため、SSL対応(https://で始まる)サイトがSEO上優位になります。
※SSL対応がランキングの要素として利用されていたのは以前からです
Google ウェブマスターブログ
https://developers-jp.googleblog.com/2016/09/moving-towards-more-secure-web.html
これについては以前記事にもしています。
HTTPのままだとchromeにアラートが??
HTMLの構文エラーについては、程度によりますが、見出しタグの使い方を間違っていたりするのはもったいないですね。
競合調査 チェック項目 title description h1
特に、title、meta description、h1 については、重視すべきと考えています。これらの要素は検索エンジンが特に注目する部分だと意識しましょう。
サーチコンソール(旧ウェブマスターツール)などを確認しましょう。
検索での⾒え⽅ > HTMLの改善 より
上位化させたいキーワード(地名 サービス・商品名)がきちんと含まれているか?
また、含まれ過ぎていないか?
他のページと重複していないか?
1ページに複数表示されていないか?
などなど。これらの要素は各ページで重複することが無いはずです。検索エンジンは重複コンテンツを嫌います。
これらの状態を、WordPressサイトであれば、
1.TOPページ
2.投稿ページ
3.カテゴリーページ
で調査します。
競合調査 チェック項目 構文エラー
h2〜h6の適切な順番・階層を⼼がけることも大切です。HTML5ではh1も複数使えますが、個人的には各ページ1つでいいと考えています。
<h1>各ページ1つ <h2>特徴1 <h3> <h4> <h3> <h4> <h2>特徴2 <h3> <h2>特徴3 <h3>
h1が記事中に複数あったり・・・
<h1>各ページ1つ <h2>特徴1 <h1>各ページ1つ
h1よりも前にh2~6があったり・・・
<h3>特徴1 <h1>各ページ1つ <h2>特徴1
h2~6の順序があべこべだったり・・・
<h1>各ページ1つ <h3> <h2>特徴1 <h4>
h1はそのページのタイトル
h2はh1を何項目かに分けて説明する際の見出し
h3は上層のh2を何項目かに分けて説明する際の見出し
になるので、順番があべこべになることはありません。
競合調査 チェック項目 キーワード・コンテンツの状態
テキストの量やキーワード率というのは、関係ないとされていますが、きちんとサービスを紹介しようと思えば自然と多くなるものです。そのため、意図しないワードが主要ワードより多い場合は検索エンジンにきちんとアピールできていないことも考えられると思います。
その他、デザインやサイトキャプチャを交えた提案など
問い合わせをくださった方が、WEBに詳しいとは限りません。そのため、現行サイトのキャプチャを用いながら解説をすることもあります。
例:各ページでロゴがh1になっていて、こことここもh1になっていますよ・・・
例:このページではh1の下にh4があったりしますよ・・・
など、図解で提出します。
このサイトのような見せ方はどうでしょうか?といった参考サイトも提示するようにしています。
最後に。
競合サイトを調査したり、参考にしたりすることは大切です。
でも、それよりも大切なのは、
・自社のサイトが、ユーザーに有益なものになっているのか
(内容やデザイン)
・自社のサイトを、検索エンジンに正しくアピールできているか
を考えることではないでしょうか。
素晴らしいサービス・商品を提供していても、それがユーザーの目にとまらない
これは、本当にもったいないことだなと思うのです。
どんなサービスを、どんな人に提供したいのか。
その人達は、どんなキーワードで検索するのか。
そのキーワードに対応するコンテンツになっているのか。
調査・解析・施策のお力になれればと思います。是非、お気軽にご連絡下さい。
参考
企業ブログの効果的な書き方とは?コンテンツSEO超初級編。WEB・SEOライティング。
キーワード調査と検索順位チェックツールの紹介