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【ns-cbt 様】WordPressの簡単インストールでデータを上書きしてしまった場合の対処方法

新規WordPressの簡易インストールでデータを上書きしてしまった というご相談を頂きました。

データ復旧の仕方について

色んなサイトを参考にして半年ほど前に【 http://example.com/ 】を作成していたのですが、もう一つサイトを持つ必要が出たのでロリポップの簡易インストールを行って「 http://www.example.com/ 」を作成したところ、データが上書きしているようです。

ロリポップに問い合わせると
「上書き前のFTP上のWordPressファイルにつきましては
弊社側にもデータがないため、恐れ入りますが復旧は出来かねます。」
ということで、データ復旧に関してはWordPress公式フォーラムで問い合わせするように案内がきました。

しかしそちらのフォーラムの問い合わせ方がいまいちよくわからず、こちらのサイトにたどり着きました。

【 http://example.com/ 】のデータ復旧を急ごうと思いますが
具体的に何をどうすれば良いかわかりません。

「WordPressのインストール先URLに独自ドメインやサブドメインを指定した場合、WordPressのデータは設定している公開フォルダ内に保存される」といったネット上の情報収拾をしても公開フォルダが何かわからずにいます。

何かヒントをいただけないでしょうか。申し訳ありませんがよろしくお願いします。 

WordPress複数インストール時の注意

>ns-cbt様
ご相談ありがとうございます。

データベースやファイルのバックアップは取っていなかったということでしょうか。ロリポップでも追加料金オプションで自動バックアップを利用できます。
また、自動バックアップがデフォルト・無料で利用できるサーバーもあります。今後の参考にして頂ければと思います。
mixhost カラフルボックスなどは低価格帯で自動バックアップに対応しています

WordPressは記事などのデータを蓄積していく「データベース」と、それをブラウザで表示して見せる「ファイル群」に別れています。
「BackWPup」といった自動バックアップのプラグインもありますので、今後はバックアップ体制も見直してみてください。

複数のWPサイトを運営する場合は
1.ドメインを別にする(サブドメインなども可能)
2.ドメインの中にディレクトリ(フォルダ)を区切ってインストールする
といった方法を取りましょう。wwwの有無は基本的に同じサイトです。

例:example.com/blog/
この場合、/blog/ ディレクトリ(フォルダ)にWordPressをインストールするなど。

「公開フォルダ内」というのはレンタルサーバーのサイト公開用フォルダのことです。多くの場合は/public_html/の中にさらにサイトごとのディレクトリ(フォルダ)が生成されていきます。

旧サイトがHTMLサイトだとしたらバックアップがパソコンにあるかもしれません。
WordPressだとしたらサーバーにデータが残っている可能性があります。

WordPressの簡単インストールの際に、「利用データベース」をどう選択したかによるでしょう。

データベースが別にあれば復旧可能

WordPress簡単インストール時に「利用データベース」をどうするか選択できなかったでしょうか。

多くの場合、既存のデータベースを使うか、新規でデータベースを作成するか選ぶことができます。もし既存データベースを使用した場合、全て新しいデータベースで上書きされたことになるのでこの場合復旧は難しいでしょう。

新規でデータベースを作成していた場合は、データベースだけが残っている可能性があります。
サーバーの管理画面から、phpMyAdmin でデータベースが複数あるか確認してみましょう。

phpMyAdmin DB名

DB_NAMEを確認

wp-config.phpを旧データベースに向ける

WordPressで、サーバーにあるどのデータベース(DB)を使うかを決めているファイルがあります。それがwp-config.phpです。
WordPressをインストールしたフォルダに存在します。(/wp/フォルダにインストールしたら/wp/の中)

wp-config.phpの場所

wp-config.phpの場所

この中の「DB_NAME」「DB_USER」「DB_PASSWORD」を旧WPのものに変更できれば旧WPのWordPressにログインできます。
phpMyAdminと、パスワードなどはサーバーから貰っている情報で再設定可能でしょう。(変える必要もないかもしれません)

wp-config-DB設定

wp-config-DB設定

wp-congfig.phpを利用する際はファイルの文字コードなどをそのまま変更できるテキストエディタを使いましょう。(メモ帳・ワードパットなどはNG。さくらエディタ・秀丸・テラパッド など)

記事のデータなどは元通りになるはずですが、ファイル自体は上書きされていると思うので、どこまで旧サイトが再現されるかはわかりません。

データベースも上書きしてしまった場合

データベースを上書きし、バックアップなども無い場合はちょっと難しいですね。

一応WEBキャッシュを利用すれば旧サイトを見ることは可能でした。この中からテキストデータなどをコピペしていくしか無いかもしれません。

Google Chromeブラウザでアドレスバーにcache:example.com と入力すると、一定期間前のサイトを確認できます。これがいつまで維持されるかはわからないので、この方法をやるとしたら早い方が良いです。

前述もしましたが、WordPressサイトは常にサイト改ざん・不正ログインなどの危険にさらされています。サーバー機能やプラグインなどでバックアップは取っておきましょう。
mixhost カラフルボックスなどは低価格帯で自動バックアップに無料対応

難しい場合はご依頼頂ければ見積り・作業代行も可能です。気軽にご相談下さい。

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