PHP7.1 は、PHP5系統と比較し2倍以上の実行速度を誇るというバージョンです。レンタルサーバー各社も順次導入しており、管理しているサーバー、ファーストサーバ Zenlogic(プランS)、さくらレンタルサーバー(スタンダード)で取り入れてみました。
WordPressのサーバーをPHP7.1にする際の注意点や画面が真っ白になってしまったときの対処法などをご紹介したいと思います。
Zenlogicの使い方などはこちらも参考にして下さい。
Zenlogicの口コミ・レビュー、WordPressインストールなど使い方
目次
Zenlogic 口コミレビュー 2018年2月20日追記
Zenlogicを1年契約して利用していましたが、更新はしませんでした。
PHPバージョンやMySQLバージョンの変更など、処理の最適化には留意したのですが、WordPress 2サイト程をインストールしたところで管理画面の処理が重くなり、ストレスになったので別のサーバー(mixhost JETBOY)に乗り換えた次第です。
最終的なサーバー全体のPVは月間30,000と言ったところでしょうか。おそらく、上位プランの方がチューニングなどもしてくれるようなのでおすすめです。
上位プランへの乗り換えを検討するといきなりコストが跳ね上がるんですよね。もう一つ位中間のスペック・コスト帯のサーバーが欲しいですね。使い勝手などは問題ありませんでしたので。
個人的には日間のアクセスが集中するようなブログにはおすすめできませんが、コーポレートサイトの運用などには問題なくおすすめできるスペックです。
記事更新に力を入れるサイト運営で高速性を求めるならSSDを導入したサーバーの方が良いかもしれませんよ!これからのWordPressサイトは表示速度(SSDなど)とSSLを重視することをおすすめします。
WordPress おすすめ レンタルサーバー比較(常時SSL+高速SSD+低コスト)
mixhostとJETBOYはSSDを導入していて高速性を求める人にはかなりオススメです。もちろんSSLも無料。両者を比較してみたので参考にして下さい。
mixhost VS JETBOY 口コミ・レビュー SSD導入+無料SSL(https)+低価格
PHP7.1導入で、WordPressサイトはどれくらい高速化する?
半信半疑だったのですが、実際PHP7.1導入でWordPressサイトが驚くほど速くなりました。
一番恩恵を感じたサイトでは、PageSpeed Insights でスコアが30~40改善されました。
数値的に+10~20のものもあったのですが、そちらも体感で分かるほど初期表示は早くなりましたね。
さくらサーバー(スタンダード)でPHP7.1を導入
さくらレンタルサーバーでは、PHPのバージョン選択から
新バージョンを選択して「変更」ボタンを押せば完了です。
Zenlogic(プランS)でPHP7.1を導入
Zenlogicのサーバーでは、コントロールパネルにログイン後、サービスを選択し、
WEBメニューの「PHP設定」を選択。
新しいバージョンを選択し、保存します。
ちなみに、Zenlogicの初期設定はPHP5.3で、一度5.6にアップグレードしていました。
すると、メニュー項目が文字化けするという事態になったのですが、こちらのヘルプの通りにしたら解決しました。
https://faq.zenlogic.jp/faqs/FAQ01389
.htaccess に、
php_flag mbstring.encoding_translation off
の記述を加えるだけです。
この後でPHP7.1にアップグレード(5.3>5.6>7.1の順番)しましたが、この際は特に文字化けのエラーはありませんでした。
画面が真っ白に!!設定を変更すれば、元に戻すことも。
サーバー単位・プラン単位なので、サイト単位で試すことはできませんが、どちらのサーバーでも、設定を再変更することで旧バージョンに戻すことも可能です。
実際投稿記事のページが真っ白になったりした(原因は後述)のですが、バージョンを戻せばサイトも元にもどりました。
このような作業に共通して言えることですが、バックアップをとり、テスト環境などで試すことをおすすめします。
wp-config.phpで、デバッグを有効にしてエラーを特定する
WordPressディレクトリの直下にwp-config.phpがありますが、ファイル内にWordPressのデバッグに関する記述があります。
デバッグが出てもなんのことやら?という人もいるかもしれませんが、プラグインが原因の場合は特定がしやすいので、エラーの原因となっているプラグインを停止すれば問題が無くなることも十分考えられますよ!
wp-config.php 内
define('WP_DEBUG', true);
デフォルトではfalseになっていますが、trueにして保存することで、デバッグを確認できるようになります。
PHP7.1へのアップで警告が出るようになったプラグイン
テスト環境で、僕が過去にこのサイトで紹介したプラグインを試してみたらPHP7.1へのアップグレードで警告が出るものがいくつかありました。
何年も更新が行われていないプラグインでは、かなりの確率でこのようになるのではないでしょうか。
試したものをいくつかご紹介しますね。
WordPress FAQ Manager
HeadSpace2 SEO
などでいずれも数年更新が止まっているプラグインですね。
記事も2014年とかなので懐かしいな~。
Notice: search_FAQ_Widget で呼び出された WP_Widget のコンストラクターメソッドはバージョン 4.3.0 から非推奨になっています。代わりに __construct() を使ってください。 in /XXXXXX/wordpress/wp-includes/functions.php on line 3893
Deprecated: Methods with the same name as their class will not be constructors in a future version of PHP; search_FAQ_Widget has a deprecated constructor in /XXXXXXXXXXX/wordpress/wp-content/plugins/wordpress-faq-manager/faq-widgets.php on line 13
といった警告がでます。
プラグインが原因の場合は「/plugins/」が高確率ででてきます。そのディレクトリ名を見れば、どのプラグインがアラートを出しているのかを知ることができますよ。慌ててしまう気持ちはよ~~~くわかるのですが、落ち着いてデバッグを確認してみましょう。
PHP7.1へのアップグレードで画面が真っ白になったプラグイン
これは消去法でSNS Count Cacheでしたが、なにが原因なのかよくわからず、とりあえずプラグインを停止していました。
現在は真っ白になることは無くなりましたが、アラートは出ますね。
https://creatorclip.info/2017/02/sns-count-cache-wordpress-break/
という記事も発見したので紹介させて頂きます。
きちんと更新のあるプラグインでもこのようになってしまうことがあるということですね。
WordPressサイトでPHP7.1を導入 まとめ
繰り返し言いますが、まずはバックアップをとり、テスト環境などで試すことをおすすめします。
最近だとエックスサーバーのwpXでも対応を開始したようです。メジャーなサーバーではほとんど対応したと言ってもいいのかもしれませんね。
プラグイン関連で問題はあったものの、自分は確実に高速化したのでやった甲斐はありました!
SEO対策の一環としても、速度はなるべく改善したいものです。プラグインや環境が整っているのなら、是非導入にも挑戦してみてくださいね!
zenlogicやさくらサーバーのSSL導入に関する記事もありますので、こちらも参考にしてみてください。
さくらサーバーのWordPress SSL対応でつまづいたリダイレクト問題
常時SSLが無料で導入できるZenlogicでDNSの設定からWordPressインストール、HTTPS化までの道のり
HTTPのままだとchromeにアラートが?
That insight solves the prebolm. Thanks!
Thanks!