WordPressでログインせずに記事を投稿できるプラグイン1.WP User Frontendと、2.WordPress User Submitted Postsのご紹介です。
WordPressには掲示板を作るプラグイン(bbpress)などがありますが、もっとシンプルに1板・1投稿(投稿一つ一つが掲示板)のような形にできないかと思い、ユーザーがフロントエンド(ログインしないで)記事を投稿できるプラグインを調査しました。
使い方によっては、
口コミやレビューの掲示板・情報交換サイト
記事投稿型のブログ・情報サイト
といったものに使うことができます。(というか使ってます。)
このようなプラグインは
user
+
frontend , post(s)
といった検索で探すことができますが、使いやすかったもの・高機能なものを2つピックアップしました。
それが
1.WP User Frontend
2.WordPress User Submitted Posts
の2つです。
簡単にできること・できないことをまとめてみました。
WP User Frontend | WordPress User Submitted Posts | |
---|---|---|
日本語化 | していない(メニューがたくさんあるのでキツい) | している(が、怪しい所もあり) |
フォームの複数作成 | 可能 複数のフォームを作成できる | 不可 作成できる投稿フォームは一つ |
カスタム投稿への投稿 | 可能 | 不可 投稿(post)推奨とされているが、固定ページ(page)も選択可能 |
非ログイン投稿 | 設定により可能 | 設定により可能 |
画像投稿 | 可能(アイキャッチ及びエディタ内での画像挿入) | 可能(アイキャッチに設定するか、カスタムフォールドでメディアライブラリにアップされた画像URLが送られてくる。設定すれば自動表示も可能。) |
ビジュアルエディタ | 対応 エディタ内への画像投稿も可能 | 対応 画像アップロードは別途 |
フロントエンドでの編集 | 可能 | 不可 |
カテゴリ・タグ選択 | 可能 | 可能 |
カスタムフィールド | 可能 | 1つのみ可能(テキスト) |
カスタムタクソノミー | Proバージョンでは可能 | 不可 |
キャプチャ機能 | Proバージョンでは可能 (Google reCAPTCHAはキーがあれば無料で導入可) | デフォルトでシンプルなクイズ式の入力やgoogle reCaptchaに対応 |
フォームラベルの変更 | 可能 | 不可(翻訳ファイルなどを変更すれば可能かと思います) |
※プラグインのバージョン変更で変わったり、見落としている部分もあるかと思います。気が付いたら是非連携してください。情報をお待ちしております。 |
それぞれ個別に解説記事も用意しています。
ログインしないで投稿・編集 WP User Frontend
ログインしないで記事投稿ができるWordPressプラグイン User Submitted Posts
目次
プラグインの操作・投稿までの流れ
こういったプラグインの多くに共通することですが、ユーザーによる投稿から記事公開までの流れを簡単に説明したいと思います。
1.投稿フォームの設定とショートコード貼り付け
まずはタイトル・本文その他諸々の項目を盛り込んで投稿フォームの設定を行います。
カスタムフィールドまで設定できるのは少なく、さらに投稿タイプまで選べるのはWP User FrontEndぐらいでした。Proバージョンにアップグレードすればカスタムタクソノミーも使えるという高機能っぷりです。
2.固定ページなどにショートコードを貼り付ける
設定後に、ショートコードを貼り付けたページが投稿フォームのページになります。
投稿をゲスト(非ログイン)でも可能にするか、登録ユーザーのみにするかはサイトの性質にもよると思いますが、
- 投稿後に即座に公開されるか
- 下書きやレビュー待ちにするか
などを選ぶことができます。
これによって投稿送信後のアクションも変わってきますが、
- 送信後に同じページで、「ありがとうございました」などの完了メッセージを表示
- 別のページに遷移させる
- 公開後のページに遷移させる
といった記事投稿後のアクションも設定できます。
3.記事を公開する
投稿送信が「下書き」であった場合、メール通知などをもらうこともできます。
そして下書きを確認して管理者など権限を持った人が投稿された記事を「公開」にする・・・という流れになります。
WP User Frontend
WP User Frontend
https://ja.wordpress.org/plugins/wp-user-frontend/
高機能が故に検証も一部しかできておらず、とりあえず様々な項目を盛り込んで投稿をしてもらう・・・という用途に留めていますが、ログインユーザーなら編集も可能であったり、有償版だと有料購読システムを導入(たぶん)できたりと、かなりできることが多い印象です。
本来の使い方では恐らく、まったく管理画面(バックエンド)を介さずにログインや投稿、記事の編集が可能になるプラグインです。
- WP User Frontend
- 日本語化
- していない(メニューがたくさんあるのでキツい)
- フォームの複数作成
- 可能
- カスタム投稿への投稿
- 可能
- 非ログイン投稿
- 設定により可能
- ビジュアルエディタ
- 対応
- 画像投稿
- 可能(アイキャッチ及びエディタ内での画像挿入)
- フロントエンドでの編集
- 可能
- カテゴリ・タグ選択
- 可能
- カスタムフィールド
- 可能
- カスタムタクソノミー
- Proバージョンでは可能
- キャプチャ機能
- Proバージョンでは可能(Google reCAPTCHAはキーがあれば無料で導入可)
- フォームラベルの変更
- 可能
個別解説記事はこちらです
ログインしないで投稿・編集 WP User Frontend
WordPress User Submitted Posts
WordPress User Submitted Posts
https://ja.wordpress.org/plugins/user-submitted-posts/
対してWordPress User Submitted Postsは、フォームが複数作れない・カスタム投稿・タクソノミーが選べないなど、若干限定的な使い方にはなってきますが、カスタムフィールドや画像投稿(アイキャッチやカスタムフィールド)にも対応しています。
個人的にはキャプチャ機能が無料でついている点はかなり評価が高かったです。
- WordPress User Submitted Posts
- 日本語化
- している
- フォームの複数作成
- 不可。作成できる投稿フォームは一つ
- カスタム投稿への投稿
- 不可。投稿(post)推奨とされているが、固定ページ(page)も選択可能
- 非ログイン投稿
- 設定により可能
- ビジュアルエディタ
- 対応
- 画像投稿
- 可能(アイキャッチへの設定か、カスタムフィールドでメディアライブラリにアップした画像URLが送られてくる。自動表示も可能)
- フロントエンドでの編集
- たぶん不可
- カテゴリ・タグ選択
- 可能
- カスタムフィールド
- 1つのみ可能(テキスト)
- カスタムタクソノミー
- 不可
- キャプチャ機能
- デフォルトでシンプルなクイズ式の入力やgoogle reCaptchaに対応
- フォームラベルの変更
- 不可(翻訳ファイルなどを変更すれば可能かと思います)
個別解説記事はこちらです
ログインしないで記事投稿ができるWordPressプラグイン User Submitted Posts