さくらのレンタルサーバーで、独自SSLが無料で使えるようになったので、その設定方法やワードプレス側のSSL対応、リダイレクト、Really Simple SSLプラグインの使い方、アナリティクスやサーチコンソールの設定などについてまとめました。
さくらのレンタルサーバーで、ついに独自SSLが無料で使えるようになりました!さくらサーバーをお使いの方・検討中の方には朗報ですね。
同価格帯のレンタルサーバーではかなり遅い方でしたね。一時期乗り換えも検討したのですが、初めて使い始めたので勝手知ったるさくらサーバー。
そのうち無料独自SSLに対応してくれるに違いないと思い、待っていました。(まぁ有料とはいえ、さくらのラピッドSSLはかなり低価格なんですけどね。)
無料独自SSL(Let’s Encrypt)の反映も超簡単。
数ステップでSSL対応が完了してしまいます。
これからWordPressサイトを作る方には絶対に無料独自SSLが使えるサーバーをおすすめしています。これでさくらサーバーも選択肢の一つになりました。
低コスト・無料常時SSL・高速表示でワードプレスにおすすめのレンタルサーバー
2018年2月追記 サーバー乗り換えも検討中
長年さくら(スタンダード)を愛用してきましたが、月間30,000PVあたりから管理画面の重さが気になり始め、記事の更新が上手くいかなかったり・・・ということが増えてきました。乗り換えも検討中です。
最近検証もかねて利用し始めたmixhost JETBOYはSSDのサーバー(HDDの従来サーバーよりも高速性が期待できる)で、サーバー容量が少ないデメリットもありますがその分ハイパフォーマンスです。JETBOY mixhostの口コミレビュー・評価はこちらも参考にして下さい。
SSD導入+無料で常時SSL(https)+低価格!mixhost VS JETBOY 比較・口コミレビュー
独自SSLを導入したいという方は、SEO対策をお考えの方も多いかと思います。SSL以外にも大切な要素はたくさんありますので、こちらもチェックしてみてくださいね。
[seo]
目次
さくらサーバーで無料独自SSLを設定
さくらのコントロールパネルにログインすると、ドメイン設定の名称が
ドメイン/SSL設定 になっています。
当該ドメインの証明書列にある「登録」をクリックします。
つぎに、無料SSLの設定へ進む ボタンをクリック
証明書の概要と流れが表示されます。無料SSLを設定する ボタンをクリック
無料SSL証明書の発行手続きが開始し、メールが来ます。
さくらからメールが来ます。
ドメイン設定から、反映されているか確認しましょう。
「表示」ボタンを押すと、ブラウザでそのドメインが開き、HTTPSでアクセスします。
たったこれだけで独自SSLのサーバー側の設定は完了です。
「完全には」保護されていません と表示されますが、既存のコンテンツがある場合、画像パスにhttp://が含まれるため仕方ありません。
SSLサイトでは、全ての内部パスがhttps://になるようにしなくてはいけないからです。
ちなみに、httpのアクセスでは、「保護されていません」という表示でした。
新規でワードプレスを立ち上げる場合
さくらのWordPressクイックインストールは、httpしか選択できないようです。
1.httpでワードプレスをクイックインストール
2.ドメインのSSL設定を行う
3.一般設定でhttpsに切り替えて保存
というフローになるでしょう。
Really Simple SSLで簡単にリダイレクト設定
新規で独自SSLのワードプレスサイトを立ち上げた場合は前述の方法で大丈夫ですが、既存コンテンツがある場合は、画像のパスなども全てhttpからhttpsに置き換えなくてはいけません。
画像のパス置換だけなら『search regex』のような置換プラグインでhttp://site-address.com/をhttps://site-address.com/に一括置換するだけでよいのですが、テーマやプラグインでHTTP接続のURLが残されている場合もあります。
特に、プラグイン側で画像パスを作成するようなものはかなり厄介で、データベースを直接編集する必要が出てくるものもあるかもしれません。
僕の経験談では、ユーザーのアバターを画像アップで変更できる『Basic User Avatars』などは、httpのパスを生成しているのでアラートが消えなくて困りました。
しかし、以下のプラグインではそのようなパスも自動でHTTPSに切り替えてくれました。それが『Really Simple SSL』です。
インストールして有効化するだけでほとんどの場合即座にSSLサイトに切り替わるでしょう。
(有効化前にバックアップなどは必ず取るようにしましょう)
設定には「SSL」メニューが追加されます。
Really Simple SSLがやってくれること
Really Simple SSLをインストール・有効化するとこのような画面になります。
この時点で一般設定のURLがHTTPSに自動で変更されるため、再ログインを要求されます。
問題なければこのようなメッセージが表示されるでしょう。
ではサイトにアクセスしてみます。
保護された接続になっていれば無事SSL対応が完了です。
TOPページ/固定ページ/記事ページ を確認してみてください。
サーバーの仕様によっても変わるのかもしれませんが、Really Simple SSLデフォルトの設定がこちら
この「混在コンテンツを自動置き換え」にチェックが入っていると、過去の記事にある画像パスにhttp:/があっても、ブラウザで見たときにアラートがでません。
編集画面では画像パスがhttpでも、ブラウザで記事ページをチェックするとhttpsに切り替わっています。
そのため、データベース上はhttpのままです。これが気になる方はやはり「Search Regex」などで一括置換をすると良いでしょう。httpの画像パスが無くなれば、このチェックは外しても大丈夫でした。
301リダイレクトは、httpのアドレスからhttpsのアドレスにリダイレクトしてくれる設定です。自分でやる場合にはhtaccessにリダイレクトの記述を書いたりしますが、それすらも必要ないのです。
https://website-homepage.com/hogehoge https://website-homepage.com/hogehoge
Sが付くかつかないかですが、リダイレクトしなければ上記の2つのURLは「別のサイト」として扱われます。SEO的にも必ずリダイレクトは行った方が良いです。
httpにアクセスし、httpsにリダイレクトされるかもかならずチェックしましょう。
Googleアナリティクス サーチコンソールの設定
忘れてはいけないのがアナリティクスとサーチコンソールの設定です。
HTTPS化は、サイトのアドレスが変わるという事なので、かならず設定変更を行いましょう。
アナリティクス
アナリティクスは、httpをhttpsに切り替える所があります。
管理>プロパティ
プロパティからhttpをhttpsに切り替えましょう。
- 1.プロパティ
- 2.httpsに変更
- 3.保存
- 4.確認
アナリティクスはこれで終了
サーチコンソール
サーチコンソールはアナリティクスのように切り替えることはできないので、新しくプロパティを作る必要があります。
httpsアドレスで改めてプロパティを作ります。
新旧プロパティが残りますが、リダイレクトが上手く行っていればhttpへのアクセスは徐々に減っていきます。
サイトマップの送信もお忘れなく!!
さくらサーバーの無料独自SSL対応の流れ まとめ
さくらもついに無料でSSL対応できるようになりました。愛用しているサーバーなので非常に嬉しいです。
これで、メジャーな低コストサーバーではほとんどが無料独自SSLに対応したといっても良いのではないでしょうか。
こちらに各社サーバーをまとめています。参考にして頂けると幸いです。
無料独自SSL 低コスト WordPressにおすすめのレンタルサーバー比較
既存のコンテンツが大量にあるとついついSSL対応にも尻込みしてしまいますが、プラグインで補完できる部分もあるので導入もかなりハードルが下がるかもしれませんね。
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