WordPressのURLやコードの一括置換の方法についてご質問頂きました。ワードプレスの置換プラグイン『Search Regex』についてご紹介します。
1.別サイトからWordPressへの移行・引っ越し
2.SSL対応(httpからhttpsにするなど)
3.任意の文字やショートコード・HTMLソースを含む記事を検索・修正
といった作業で役に立ちます。注意点や使い方・利用例などをご紹介します。
目次
Search Regex プラグイン
Search Regex
https://ja.wordpress.org/plugins/search-regex/
インストール・有効化するとツールの中にSearch Regexが追加されます。
ちなみに、RedirectionというプラグインはURLが変更になった際に、旧URLから新URLにリダイレクトできるプラグインです。
古いURLから新しいURLにリダイレクトするWordPressプラグイン Redirection
Search Regex の使い方
Regex というのは”正規表現”のことで、単純に文字列と文字列を置換するだけでなく、例えば/cat01/の後に何かが来る場合は・・・といった指定もできるはずですが、そのような機会がなかったので利用したことはありません。
置換作業の前は、必ずデータベースのバックアップを行いましょう。
単純に
1.Search patternに文字列を入れ、
2.Replace patternに文字列を入れ、
3.Replace & Save をクリック
すると、1の文字が2に置換(Replace)されます。
デフォルトでpost contentが選択されていますが、これが記事編集画面のビジュアル/テキスト エディタ内にあたります。(固定ページもこれに含まれる)
なので、もし抜粋内を検索・置換したい場合はpost excerptを選択しましょう。
SSL対応(httpをhttpsに)
SSL対応の場合は、httpをhttpsに置換することになります。
なので、Searchに http、Replaceに httpsを入力して・・・
置き換えると大変なことになるのでやめましょう!!
なぜなら、記事内で紹介していた外部サイトのURLなんかも無理矢理SSL対応させてしまうからですね。
きちんと全てのURLを含む形にしましょう。
まずは「Search」の青いボタンを押し、下に出てくる候補を確認し、問題がなければReplace & Save を行いましょう。
view から記事のページ
edit から記事の編集画面
に直接アクセスして編集することもできます。
例えばアフィリエイトなんかだと、〇〇という商品名を扱っていた記事を表示して編集したい・・・なんて「Search」だけの使い方もできるわけですね。
商品名だと通常の検索でも表示できますが、ショートコードやHTMLコードは検索できません。ショートコードを作って表示している時なども便利だと思います。
Post # XXXX は記事のIDにあたります。これが同じ数値 = 同じ記事内の別の文字列ということになります。
URLの置換(画像パスなど)
画像パスの置換は、ちょっと応用編になることもあるでしょう。
特に別サイトからの移転では、URLの途中に/wp/といったWordPreesディレクトリを含めたいといったケースも出てきます。
http://example.com
を
http://example.com/wp/
に置き換えるだけでは、内部リンクまでも/wp/付きに変更してしまうことになります。
このような場合は、
◆旧サイトの画像パスはどうなっていたか
◆新サイトの画像パスはどうなるのか
をしっかり確認した上で置換を行いましょう。
また、
<img src="XXXXXXX
だと
<img class="aaa" src="
のようにclassが入る場合マッチしなくなります。
『src=””』付で指定すれば、imgタグの中だけを置換することができるでしょう。
uploadディレクトリにimgディレクトリを作って旧サイトの画像を全て格納した場合
src="https://example.com/images/
を検索し、
src="https://example.com/wp/wp-content/uploads/img/
に置き換える・・・
といった形になるでしょう。
置換作業 まとめ
このように、前後のソースを加味することで希望のソースだけを置換できるようになります。
くれぐれも、
◆バックアップを取る
◆古いURL・ファイルパスのパターンを確認
◆新しいURL・ファイルパスのパターンを確認
という工程を取り、どう指定するのが最適化を考えてみてください。