ZenlogicでプランSを使い始めてそろそろ1年。特に問題なく利用させてもらってますが、2つほどサイトを立ち上げてそれぞれセッション(月合計30,000程度)が多くなってきた頃から妙に管理画面が重いのが気になったのでMySQLのバージョンを5.1から5.6に変更することにしました。
Zenlogicの使い方などはこちらも参考にして下さい。
Zenlogicの口コミ・レビュー、WordPressインストールなど使い方
プラグインは結構多めで、サーバーとの相性もあるのかもしれませんがちょっとストレスです。
ほぼ同じ構成のWP(ベースとしたテーマも同じ)ですが、片方はMixHostに移行しました。で、快適に動作しています。
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サーバーの使い勝手は悪くなかったのでプラン変更も考えたのですが、上位プランを考えると急に高くなるんですよね。
プランS 890円
プラン1 2,970円
(1年契約の場合)
※プランSにはサーバー設定チューニングがないので、上位プランなら快適な設定にしてもらえたかもしれません。
MySQL5.1から5.6に変更する流れはこちらに準じて行いました。(Znlogic公式)
https://zenlogic.jp/support/knowledge/wordpress/db_update.html
Zenlogicで初期設定では5.1でした。(利用開始時は5.6も使えなかった)
目次
ZenlogicでWordPressの動作が遅い時に試すこと
動作が遅いときは、PHPバージョンの変更なども視野に入れましょう。
PHPバージョンもデフォルトはPHP5.3で、こちらもPHP7.1に手動で変更しました。
PHP7.1 にアップグレード Zenlogic(プランS) さくらサーバー(スタンダード)
WordPressのクイックインストールなどはMySQL5.1で提供されているので、手動でWPをインストールするか、今回紹介するように手動でMySQL5.6にデータベースを移行する形になります。
MySQL5.6を起動
初期設定ではMySQL 5.1のみが利用可能です。
MySQL5.6は改めて起動させることになります。コントロールパネルから データベース>MySQL5.6を選択し、パスワードとポートを設定します。
(MySQL 5.1とは別のポートにする)
phpmyAdminを設置する
MySQL5.1はphpMyAdminを簡単インストールできるのですが、5.6を導入してphpMyAdminを利用する際はデータベース管理ツール「phpMyAdmin(4.7.x)」または「Adminer」を手動でインストールする必要があります。
https://www.phpmyadmin.net/
(4.7.5をインストールしました)
zipを解凍したらフォルダ名を「phpMyAdmin-4.7.5-all-languages」から「phpmyadmin」に変更します。
config.sample.inc.phpをconfig.inc.phpにする(コピー)などして、以下の部分を変更していきます。
/** * This is needed for cookie based authentication to encrypt password in * cookie. Needs to be 32 chars long. */ $cfg['blowfish_secret'] = 'ここを変更ランダムな文字列(32文字以上の半角英大文字/英小文字/数字の組み合わせ)に変更!!!'; /* YOU MUST FILL IN THIS FOR COOKIE AUTH! */ /** * Servers configuration */ $i = 0; /** * First server */ $i++; /* Authentication type */ $cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie'; /* Server parameters */ $cfg['Servers'][$i]['host'] = '127.0.0.1:【設定したポート番号】'; $cfg['Servers'][$i]['compress'] = false; $cfg['Servers'][$i]['AllowNoPassword'] = false;
32文字以上のパスワードを設定するのは以下を使いました。パスワード生成によく使わせてもらってるのはこちら
http://www.luft.co.jp/cgi/randam.php
「phpmyadmin」フォルダをそのままサーバー上にアップします。
アクセス制限を設けるか、用が済んだらフォルダ事削除するなど、工夫してください。
参考:https://zenlogic.jp/support/manual/web/acl.html
phpMyAdminへアクセスしてデータベースを作る
標準ドメインを利用する際はdefault内に「phpmyadmin」フォルダをアップし、phpMyAdminへアクセスします。
標準ドメイン/phpMyAdmin でアクセス。
初めてアクセスする場合は「root」を入力します。データベースの初期設定の際に設定したパスワードを入力しましょう。
wordpressフォルダ内にあるwp-config.phpのデータを確認しながら行いましょう。
Add user account
Add user accountでアカウントを追加します。
パスワードやUser Nameなどは、wp-config.php の「DB_USER」の内容を入力します。
グローバル特権は「Check all」をクリックします。
新しいデータベースを作る
データベース名を wp-config.php DB_NAMEを、照合順序はutf8_general_ci を選択します。
5.1のDBをインポート
今回はBackWPupで生成されたsqlをそのまま利用しました。
ZenlogicだとMySQL5.1の方のDBを、phpMyAdminをインストールしてエクスポートする必要があるのでちょっと面倒ですね。
バックアップのプラグインなどでエクスポートした方が楽かもしれません。
あとはwp-config.php をアップロードするだけ
データベース名やパスワードを変更していなければ、ポート番号を変えてアップするだけでDBのすげ替えが完了です。
上手く行かなかった場合は、wp-config.phpの設定を見直すか、DB(MySQL5.6)の構成が変だったのかも。
古いwp-configをアップし直せば以前のDBが使えるはずなので落ち着いて確認してみてください。
phpMyAdminのインストールが面倒でしたが、一つ一つやれば難しい作業はありません。
で、MySQLを5.6にした結果・・・そんなに変わりません(笑)
Zenlogic プランS
容量300GB
1vCPU メモリ1G
MixHost エコノミー(SSD)
容量 10GB
仮想1コア メモリ512MB
ディスク容量は圧倒的にZenlogicの方が上ですが、MixHostに移行したほぼ同構成のサイト管理画面はまぁ快適。「これがSSDの速さなのか!」という位の感動はありましたね。
MixHostはプラン移行も気軽に行えるようで、価格も12か月契約なら
エコノミー 480円/月
スタンダード 980円/月
と、急激に高くなるわけではないので上位への移行が検討しやすいです。
サーバー選びにはこちらも参考にして下さい。
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